春の大一番、土曜の中山グランドジャンプ(J・G1、芝4250メートル、15日)へ向け、東西トレセンで追い切りが行われた。中山大障害覇者ニシノデイジー(牡7、高木)は石神騎手を背に美浦ウッドチップコースで5ハロン68秒8-ラスト11秒6をマークした。

絶対王者オジュウチョウサンが引退し、新王者の防衛戦になる。鞍上は「先週同様に折り合いに専念して70秒くらいと思ったけど、68秒台。思ったより時計が出ているし、いい動きでした」と納得顔。「相手うんぬんよりデイジーの競馬ができるかどうか。立ち回りよりも馬とケンカせず、馬の気を損なわないように乗りたい」と言葉に力が入る。