ダービー馬タスティエーラに続け! 10日土曜に阪神で行われる2歳新馬戦(芝1600メートル)で、サトノクラウン産駒のボイラーメーカー(牡、新谷)がデビューを迎える。先日のダービーではサトノクラウンの初年度産駒タスティエーラが勝利。2世代目も注目されるなか、新谷師が「先々が楽しみ」と話す素質馬が、血の勢いにも乗る。

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先週から2歳新馬戦がスタートした。阪神では土曜に新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒のテラメリタが、日曜はリアルスティールの2世代目の産駒アトロルーベンスがデビュー勝ち。比較的新しい種牡馬が活躍した。今週は、初年度からダービー馬を送り出したサトノクラウン産駒のボイラーメーカーに、白星発進の期待がかかる。

半兄に21年新潟2歳S、22年ファルコンSでともに3着に入ったオタルエバーがいる血統。新谷師は「悪くないね。まだ2歳っぽいところはあるけど、総合的にはいいと思う」と高く評価する。まだゲートでは幼さを見せると言うが、調教の動きは水準以上だ。

5月26日の2週前追い切りでは、岩田望騎手を背にCウッド6ハロン81秒5-12秒2をマーク。しっかり追われて、1馬身半先行したサトノロイヤル(古馬オープン)に半馬身先着した。上々の走りに師も「動き的にも先々が楽しみ」とほおを緩める。

現時点で馬体重が約500キロと馬体にも迫力がある。「跳びもきれいだし、体も馬格がある。大きいわりに重苦しくない」。気性面も素直で扱いやすい性格。「普段はもっさりとしてそうだけど、坂路を(4ハロン)51秒6で動いてくれた(1日)。めりはりが利いている」としっかりとスイッチが入るタイプだ。

距離の守備範囲を問われた新谷師は「ダービー!」と力強い。サトノクラウン産駒が2年連続で世代の頂点を極めるのか。1年後の大舞台へ、まずは1歩目を踏み出す。【下村琴葉】