【JRA所属馬】

◆グランブリッジ(牝4、栗東・新谷) 昨春に1勝クラスを勝った後は牝馬限定のダートグレード競走を転戦し【4・2・0・0】とパーフェクト連対を果たしている。今年はTCK女王盃、エンプレス杯を連勝中で実力、勢いともNO.1といえる。あとはマイルへの距離短縮(1400メートルの新馬戦7着以外はすべて1700メートル以上に出走)と、負担重量58キロの克服が鍵になる。

◆レディバグ(牝5、栗東・北出) 近走は成績にむらがあるものの、昨年のこのレース2着などDG競走で連対が3度あり、悲願の初タイトルを狙いたい。今年の中央勢では唯一の5歳馬ながら、2走前は船橋のマリーンCで2着(Jpn3)、前走栗東Sでは前残りの展開を最後方から4着まで追い上げるなど地力は健在。一発の魅力を秘めている。

 

【地方競馬所属馬】

◆スピーディキック(牝4、浦和・藤原) 昨年は桜花賞、東京プリンセス賞の南関東牝馬2冠を制するなど重賞5勝の活躍で、NARグランプリ3歳最優秀牝馬に選ばれた。今年はさらに飛躍の年にすべくG1に参戦。フェブラリーSは中央の強豪牡馬を相手に勝ち馬から1秒差の6着、続くかしわ記念でも地方馬最先着となる6着に食い込んだ。地力は十分で、関東オークス(3着)で3冠を阻んだグランブリッジにリベンジを期す。

◆ノーブルシルエット(牝5、大井・佐野) 今春までJRAに在籍し17戦4勝の成績を残した馬が、南関東転入初戦を迎える。中央では重賞参戦やオープン勝ちこそなかったものの、前走の総武Sでは牡馬の骨っぽいメンバー相手に0秒2差4着に入り、地力の高さをアピールした。3走前は久々のマイル戦でハナを切るスピードを見せており、初の川崎競馬場でも持ち前の先行力を発揮できそう。

※出走馬は6月30日現在