キングマン産駒フィードザフレイム(牡3、P・バリー)がG1初制覇を果たした。鞍上はクリスチャン・デムーロで勝ちタイムは2分26秒71。
フィードザフレイムは今年4月にデビュー。デビュー2連勝で挑んだ3戦目の仏ダービーでエースインパクトの4着に敗れていたが、この日は末脚が爆発。直線で先に抜け出した愛ダービー2着馬アデレードリバー、追加登録で参戦した紅一点の英オークス馬ソウルシスターを豪快に差し切った。凱旋門賞と同じコースで強い競馬を見せつけ、陣営は秋に凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月1日=パリロンシャン)への参戦を明言している。
管理するパスカル・バリー師は「仏ダービーは彼にはまだ少し早かったので、今日の走りに注目していました。とても、とてもいい馬ですし、2400メートルが本来の適距離だと思います。おだやかで、勝負どころでは素晴らしい加速ができる」と好走をたたえ、「2歳のときは走らせないで我慢しました。秋は凱旋門賞の前にニエユ賞を走るでしょう」と今後の展望を語った。
2着に敗れたアデレードリバーのライアン・ムーア騎手は「とてもいい競馬をしてくれて満足しています。彼は成長しています」とコメント。オーギュストロダンに敗れた愛ダービー2着の走りが本物であることを示した。