元ジョッキーの中舘英二調教師が自身58歳の誕生日翌日となる23日に、福島で2頭をデビューさせる。

5R2歳新馬(芝2000メートル)では新種牡馬レイデオロ産駒のアスプリージャ(牡)を送り出す。母ポムフィリアは15年関東オークスで2着で、叔父に福島記念を制したバイオスパークを持つ。追い切りにまたがった師は「おとなしい気性で、隊列でも先頭を歩けます。調教でも時計は速くないけど、しっかりと走れるし、前向きさもありますね」と感触を口にする。鞍上は津村明秀騎手。

6R2歳新馬(芝1200メートル)ではキンシャサノキセキ産駒のベルウッドワン(牡)が控える。母サチノスイーティーは06年アイビスサマーダッシュを制した快速馬。19日の追い切りではアスプリージャと併せ、4ハロンから52秒8-12秒1(馬なり)を計時し半馬身先着。師は「ここ目標にしてきました。短距離馬らしい体つきをしているし、ゲートが早くてスピードもありますね。前向きさがあって完成度が高いので楽しみです」と好感触を示した。鞍上は石橋脩騎手。