30日札幌の牝馬限定重賞クイーンS(G3、芝1800メートル)に出走予定のグランスラムアスク(牝4、矢作)が21日に1週前追い切りを行った。

このレースで重賞初騎乗を迎える古川奈穂騎手(22=矢作)がまたがり、札幌競馬場の角馬場で体をほぐした後にダートコースへ。パーソナルハイ(古馬3勝クラス)を先導する形で、5ハロン67秒6-11秒9をマークした。僚馬が調教駆けするタイプだけに、最後は1馬身遅れはしたが、鞍上の合図に対する反応は良好。加速も十分だった。古川奈騎手は「いつも追い切りではすぱっと切れる馬ではないですし、相手も動く馬なので。来週もやりますし、雰囲気はいいですね。今まではトモが緩くて、尻っぱねするところもありましたが、今はしっかりしてきて歩けていますね。気持ちの面でも成長を感じます」と好感触だった。