先日、仕事終わりにエスコンフィールド北海道へ行ってきました。印象的だったのが日本ハムの背番号11を背負ったダルビッシュ有投手、大谷翔平選手が描かれた巨大壁画。壁画の前では、特に大谷選手のまねをするファンが多く、打者と投手の“二刀流”をそれぞれポーズする人も。世界の「OHTANI」人気をちょっぴり感じられました。
競馬界でも“二刀流”での活躍を狙う若駒がいます。札幌2歳S(G3、芝1800メートル、9月2日)に登録するグランルーチェ(牡、庄野、父ダンカーク)です。26日札幌ダート1700メートルでの新馬戦では、浜中騎手を背に好位から楽に抜けだし、7番人気ながら2着に6馬身差の圧勝。果敢な連闘策で芝重賞に挑もうとしています。
火曜朝、厩舎へ向かうと担当の末吉助手が対応してくれました。
「ダメージはないですし、連闘しても大丈夫だと思います。自分がお母さんも担当していたんですけど、背中の感じがそっくりなんです。手先が軽くてスピードがある感じ。(浜中)俊くんもお母さんに乗っていて、母は最終的に逃げ馬になったので、その辺も考えてうまく乗ってくれたと思います」
母グランシェリーも“二刀流馬”でした。初陣はダート1200メートルで勝利。2走目は芝1400メートルの中京2歳Sを勝ち、阪神JF(10着)にも出走しました。芝短距離路線で堅実に走り、8歳の19年に繁殖入り。グランルーチェが初子となります。
「お母さんが僕を初めてG1に連れて行ってくれました。初戦は最終追い切りで仕上がった感じなので上積みもあると思いますし、乗った感じからも芝は大丈夫だと思います。相手は格段と強くなりますが、オーナーにも昔からお世話になっていますし、頑張ってほしいですね」。
過去10年の札幌2歳Sで前走ダート戦の馬は【0・0・0・4】と厳しい数字が並びます。ただ、大谷選手もさまざまな否定的意見を結果ではねのけ、確固たる地位を築きました。勝負の世界に絶対はない-。北海道シリーズラスト重賞で“二刀流馬”の大駆けに期待です。【桑原幹久】

