インゼルサラブレッドクラブが9月1日、2023年度募集馬(現1歳)20頭を発表した。

注目はダービー馬ドウデュースの半弟になるダストアンドダイヤモンズの22(父リアルスティール)。兄も管理する友道康夫調教師は「1月生まれのため立派な馬格で、兄ドウデュースの1歳時とはタイプが違って、脚と胴の長い馬ですね。距離に関しても問題なく、1800~2000メートルくらいから始動させたいと考えています。伸びのあるストライドにパワーも感じられますが、気性は兄同様に気のきついところが見られるものの、許容範囲とみています」と期待を膨らませる。

牝馬ではセコンドピアットの22(父エピファネイア)。京成杯オータムHを連覇した快速トロワゼトワルの半妹で、松永幹夫調教師は「父とシルエットが似ており、胸の深い馬です。馬力とスピードがあって、それでいて持続力もあると予想しています。内面的にも強く、心肺機能も高そうですので、順調なら2歳戦から競馬に使えることでしょう」と早期デビューを想定した。募集価格は9月22日に発表される予定。

クラブ設立初年度募集の現3歳は19頭中、函館2歳S2着のクリダームなど9頭が勝ち上がった(8月27日現在)。