和田譲治騎手(39)騎乗の2番人気グラッシーズマンが4角先頭から押し切り、第1回の2歳重賞を制した。時計は1分37秒5(良)。林幻調教師(39)は開業6年目でうれしい重賞初制覇となった。

ゲートを出ると鞍上が気合をつけて外2番手。直線入り口からは先頭を守り、最後は差し込むパンセを半馬身差で封じた。和田騎手は「素直で操縦性がいいし、しまいもしっかりしていて素晴らしい馬。後ろが来てる音は聞こえたけど、この脚ならしのげるかなと思いました」と、レースを振り返りつつパートナーを称賛。8月のデビュー戦をコンビで勝ち、2戦目で重賞ウイナーへ導いた。林幻師は「ポテンシャルは感じていたので、自分の競馬ができれば結果はついてくるんじゃないかと。よくゴール前しのいでくれたと思います」と笑顔。鞍上、トレーナーの同期コンビでつかんだタイトル。次走未定も、2戦2勝馬の今後に注目だ。【渡辺嘉朗】