日曜東京メインは毎日王冠(G2、芝1800メートル、8日、1着馬に天皇賞・秋優先出走権)が行われるが、21年の覇者シュネルマイスター(牡5、手塚)に注目だ。3歳時の2年前は上がり最速33秒0の末脚で古馬を蹴散らした。その後は海外遠征や短距離戦など経験を重ね今年は中山記念こそ4着に敗れたが、マイラーズC1着、好メンバーがそろった安田記念で3着と調子を取り戻している。手塚師は「1600メートルでも1800メートルでも同じ脚を使える馬。体は少し太いけど、先週もやっているし、当週に減るから心配ない。3歳時に勝たせてもらっているレースだからね」と期待を隠さない。

■アドマイヤハダル「なんとかもうひと押しを」

アドマイヤハダル(牡5、大久保)が、惜敗続きにピリオドを打つ。長期休養明けの4走前・六甲Sは12着と大敗したが、そこから2、3、2着と成績が安定。2走前の鳴尾記念も差のない競馬で3着と力を見せた。山口助手は「仕上がりはいいですし雰囲気もいい感じです。左回りも問題ないですから、なんとかもうひと押しを」と期待を寄せていた。

■エルトンバローズ、パワフルな馬体

3歳馬エルトンバローズ(牡、杉山晴)は3日朝に馬場入りした。大型馬らしいパワフルな馬体で気配上々だ。田中助手は「追うごとに動きは良くなっており、順調にきている。左回りがどうかだが、力はあるので」と話した。目下3連勝中と勢いは十分。古馬との初対戦で、ラジオNIKKEI賞に続く重賞連勝を目指す。