単勝1・1倍の断然1番人気に推されたリバティアイランド(中内田)が史上7頭目の牝馬3冠制覇を達成した。この日が38歳の誕生日だった川田将雅騎手に導かれ、G1・4連勝とした。勝ち時計は2分1秒1。2着はマスクトディーヴァ(辻野)、3着はハーパー(友道)が入った。

<秋華賞アラカルト>

☆誕生日G1制覇 川田騎手は38歳の誕生日だった10月15日に秋華賞を制した。自身の誕生日にJRA・G1を勝利した騎手は18年のオークス(5月20日)をアーモンドアイで制覇したC・ルメール以来、史上2人目。

☆川田騎手 15回目の騎乗で初勝利。これまでは16年パールコード、18年ミッキーチャームでの2着が最高着順。JRA・G1は今年のスプリンターズSをママコチャで制したのに続く今年4勝目、通算25勝目。JRA重賞は同レース以来、今年13勝目、通算129勝目。

☆3歳G1完全制覇 川田騎手はこの勝利で、武豊、福永祐一、C・ルメールに続く史上4人目の3歳G1完全制覇となった。

☆中内田充正調教師 管理馬10頭目の出走で初勝利。これまでは16年パールコード、18年ミッキーチャームでの2着が最高着順。JRA・G1は今年のオークスとリバティアイランドで制したのに続く今年3勝目、通算8勝目。JRA重賞は今年の札幌記念をプログノーシスで制したのに続く今年7勝目、通算37勝目。

☆ドゥラメンテ産駒 今年出走の2頭を含む産駒4頭の出走で初勝利。これまでは22年スターズオンアースでの3着が最高着順。JRA・G1は今年のオークスをリバティアイランドで制したのに続く今年4勝目、通算11勝目。JRA重賞は今年の関屋記念をアヴェラーレで制したのに続く今年10勝目、通算21勝目。

☆馬主(有)サンデーレーシング 22年スタニングローズに続き、2年連続4勝目。同レース4勝は歴代単独トップ。JRA・G1は安田記念のソングライン続き、今年5勝目で通算72勝目(その他J・GI2勝)。JRA重賞はオールカマー(G2)のローシャムパークに続き、今年12勝目で通算234勝目。

☆生産牧場ノーザンファーム 22年スタニングローズに続き、2年連続12勝目。JRA・G1はスプリンターズSをママコチャで制したのに続く、今年9勝目で通算194勝目(その他J・G13勝)。JRA重賞はスプリンターズSをママコチャで制したのに続く、今年36勝目で通算797勝目。

☆単勝支持率 支持率67・3%は、02年ファインモーションの72・0%に次ぐ記録。

☆最低払戻金額の更新 3連単の払戻金は3240円で、同レースにおける3連単の最低払戻金額3580円を更新した。

☆関西馬の勝利 22年スタニングローズに続いて2年連続23回目。通算成績は関西馬23勝、関東馬5勝となった。

☆単勝1番人気馬の勝利 20年デアリングタクト以来、3年ぶり9回目。

☆馬番6の勝利 14年ショウナンパンドラ以来、9年ぶり2回目。