直線力強く伸びてエリザベス女王杯を制したジェラルディーナ。鞍上のC.デムーロ騎手は歓喜のガッツポーズ(撮影・白石智彦)=2022年11月13日、阪神競馬場
直線力強く伸びてエリザベス女王杯を制したジェラルディーナ。鞍上のC.デムーロ騎手は歓喜のガッツポーズ(撮影・白石智彦)=2022年11月13日、阪神競馬場

■エリザベス女王杯の見どころ

混戦ムードのエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)が12日、4年ぶりに京都競馬場で行われる。


ここはメンバー唯一のG1ホース・ジェラルディーナ(牝5、斉藤崇)が主役か。名牝ジェンティルドンナの娘で、昨年のこのレースでG1初勝利を果たし有馬記念でも3着に好走した。ここ1年勝利はないが、今年の宝塚記念でも強豪相手に4着と力を見せている。前走オールカマー(6着)をたたき、牝馬同士の今回は負けられない。


良血のディヴィーナ(牝5、友道)が強敵になる。ヴィルシーナの娘で、前走の府中牝馬Sで念願の重賞初勝利を決めた。マイルで3勝しており2200メートルがどうかだが、折り合い次第でこなせるだろう。


3歳勢ではハーパー(牝3、友道)が好レース必至。同世代のリバティアイランドが強すぎたが、桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着と大舞台で堅実に走ってきた。京都の外回りコースもプラスで、古馬相手でも一発は十分ある。


キャリア4戦のブレイディヴェーグ(牝3、宮田)が不気味だ。強烈な末脚が武器で、未勝利戦、1勝クラスともに圧勝。前走ローズSでは32秒台の豪脚を発揮し、マスクトディーヴァがレコードVを決めた中でコンマ2秒差の2着に走った。前走の勝ち馬は秋華賞でも2着に走っており、この馬もG1で十分やれそう。


骨折明けだがアートハウス(牝4、中内田)も侮れない。昨年のローズSを勝ち、秋華賞で5着。今年の愛知杯で重賞2勝目を決めた。


そのほか、マーメイドSで重賞初勝利を決めたビッグリボン(牝5、中内田)、昨年の小倉記念を制したマリアエレーナ(牝5、吉田)、ここ2戦とも重賞で2着にきているルージュエヴァイユ(牝4、黒岩)などが虎視眈々(たんたん)と勝利をうかがう。


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