エヴァイユから変幻ワイドや! 「第48回エリザベス女王杯」(G1、芝2200メートル)はきょう12日、京都競馬場で発走する。

天皇賞・秋から年末まで藤浪晋太郎投手(29)がG1予想に“特別登板”する「FUJIの100“馬”イル勝負」の第2戦。今回は過去の傾向や前走の内容から(2)ルージュエヴァイユ(牝4、黒岩)を本命に選択した。気になる相手(7)(12)(14)へのワイド3点で勝負する。

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藤浪です! 前回の天皇賞・秋はガッツリ外してしまいました…。○イクイノックスがちょっと異次元でしたね。◎ドウデュースは(武)豊さんがトラブルで乗れなかったのは残念でしたが、ジャパンCは間に合うとのこと。巻き返しを楽しみにしたいと思います。

今回のエリザベス女王杯は当初、荒れるイメージがありました。田中博騎手(現調教師)がクィーンスプマンテで逃げ切り、あのブエナビスタも届かなかった09年のイメージが特に強かったので。ただ、あらためてデータを見返すと、“中荒れ”傾向が強いですね。今年と同じ京都で開催された19年までの10年間で2桁人気が馬券に絡んだのは1頭のみ。狙いは、おいしい中穴でしょうか。

抜けた馬がいない混戦ですが、◎(2)ルージュエヴァイユでいきます。淀でのエリザベス女王杯は極端な追い込みは決まらない印象で、好位から中団につける馬がいいと見ます。重視する前走・府中牝馬Sの内容も、前有利の展開で末脚を見せて2着。京都開催では、毎年のように府中牝馬S組が馬券に絡んでいるのも心強いです(※10~19年で府中牝馬S組は計11頭が馬券圏)。いいローテーションかつ、前走も展開不向きの中で勝ちに等しい内容を評価。渋った馬場は嫌でしたが、回復傾向なら大丈夫でしょう。

相手は宝塚記念4着などレベルの高い牡馬相手に好勝負をしている○(7)ジェラルディーナや、牝馬同士なら面白い▲(14)マリアエレーナを上位に取りました。人気しているブレイディヴェーグの決め手は認めつつも、ゲートに不安があるので☆まで。穴で気になるのは思った以上に人気がない△(12)ゴールドエクリプスです。

買い目は個人的にも好きな3連単で、よく買うマルチで広げてもいいかなと思いました。自分の◎は3着までにきてくれれば、というイメージで打つことが多いです。でも、相手7頭流しはさすがに多過ぎるかなと。「藤浪、めっちゃ保険かけるやん!」とも言われかねないので(笑い)、相手3頭に絞ってワイド(2)-(7)(12)(14)で勝負します。(MLB投手)