19日に行われたマイルCSでG1初制覇を果たしたナミュール(牝4、高野)は一夜明けた20日、栗東トレセンで元気な姿を見せた。

レースでは、ムーア騎手の落馬負傷により急きょ乗り替わりとなった藤岡康騎手を背に、豪快な追い込みを決めた。

小川陽助手は「レース後は午後6時くらいに栗東へ帰ってきました。今朝もいつもと変わらない感じで。本当に普段通りです」と様子を明かした。

2歳時の阪神JF(4着)から8度目のG1挑戦で悲願を達成。「まさかあんな脚を使うとは。見違えるように体質が良くなりました。やっと(調教)ゼッケンに星をつけることができる」とG1馬の仲間入りを喜んだ。

なお、所有するキャロットクラブはこの日、香港マイル(G1、芝1600メートル、12月10日=シャティン)の招待を受諾したと公式サイトで発表した。今後は状態を確認した上で最終的な出否を決定する予定。