デビュー2年目の野畑凌騎手(19=川崎・佐藤博)が川崎4Rで1番人気マザーフェイヴァー(牝5、佐藤博)を1着に導き、初の南関東年間100勝を達成した。

「とりあえず100勝できてうれしいです。ここを目標に頑張っていたわけではないですけど、通過点としてすごくいい結果を残せたなという感じです。これに満足せず、今年は110勝を目指して頑張ります」と、さらなる勝利に意欲をのぞかせた。

レースは手綱を押して主導権を奪い切った。直線ではギアを上げ、2着馬の追い込みを首差退けた。勝ち時計は57秒9。同馬は通算3勝目を挙げた。

なお地方競馬全国協会によると、74年以降(記録がコンピューターで管理されているのが73年4月以降のため)に、南関東デビューの騎手が南関東だけで2年目に年間100勝を達成した記録はないとしている。それ以前の記録では「川崎の鉄人」こと佐々木竹見元騎手がデビュー2年目の61年に165勝を挙げたことが確認されている。