日曜中山メインでは3歳重賞、京成杯(G3、芝2000メートル、14日)が行われる。3冠牝馬アパパネを母に持つ超良血バードウォッチャー(牡、国枝)が牡馬クラシックの有力候補に名乗りを上げる。

初陣はスタートで後手に回ったが、上がり33秒5の末脚で豪快な差し切り勝ち。母、半兄モクレレ、半姉アカイトリノムスメを管理した国枝師は「モクレレはもうひとつ真面目じゃなくて、アカイトリは牝馬で軽い馬。この馬はその間くらいかな」と評価する。

1戦積んだ経験は大きい。師は「デビュー前は動いていたけど、もたついていた。今は感情が表に出てはつらつとしてるね」と成長を実感する。昨年はソールオリエンスがここをステップに皐月賞を制覇。師は「大味な競馬じゃ本番につながらない。相手に合わせた競馬をしてほしいね」と素質を見込むからこそ、結果と内容の両立を求めた。