さ、寒い。覚悟はしていたけど、やっぱり冬の北海道は寒い。ということで、社台スタリオンステーション(北海道安平町)へ種牡馬展示会取材に行ってきました。

 

この日は29頭の種牡馬が午前と午後の2度に渡って、関係者約1000人の前に登場しました。イクイノックスは相変わらずカッコイイし、ナダルはめちゃくちゃでかくて馬体に迫力があるし、コントレイルはさすがディープ産駒といった小顔で、キタサンブラックは12歳を感じさせない皮膚の薄さの好馬体…。これが眼福っていうのですね。

 

同SSスタッフの解説を聞きながら、実際の馬を見る。本当に勉強になります。馬産地や牧場関係者の方々からも種牡馬や産駒の印象を聞くことができたことも大きな収穫でした。

 

午後はノーザンホースパークへ。ノーザンファームの吉田勝己代表に勧められた「ウマ娘 プリティーダービー」とのコラボイベントに参加してきました。吉田代表は「人気があるもんね。これをきっかけに馬に、競馬に関心を持ってもらえるようになることはすばらしいと思う。まずは興味を持ってもらう。本当に大事なことだと思いますよ」と裾野拡大への貢献度を評価していました。

 

コラボイベントはパーク内にいるサトノダイヤモンド、サトノクラウン、ドゥラメンテ、エアグルーヴ、シュヴァルグランの5人(5頭?)のパネルを巡るデジタルスタンプラリーです。コンプリートすると抽選で景品が当たるシステムで、25日まで開催されています。

 

スタンプラリーのチェックポイントの1カ所は「インドア乗馬場受付」が指定されており、タイミングが良ければ吉田代表が乗馬をしている姿を見ることができるかもしれません。同代表は今年、75歳。この日も人馬は湯気を上げ、一体となって軽やかにステップを踏んでいました。

 

自分は小学生の頃、漫画「みどりのマキバオー」で競馬に興味を持ったクチ。今は「ウマ娘」がきっかけで競馬が好きになり、牧場へ就職した人もいると聞きました。「好き」への入り口は何でもいいし、多ければ多いほどいい。一人でも競馬ファンが増えることを心から願うばかりです。【松田直樹】