【リヤド(サウジアラビア)=木南友輔】リメイク(牡5、新谷)は昨年に続き、2年連続のリヤドダートスプリント(G3、ダート1200メートル、24日=キングアブドゥルアジーズ)参戦になる。福永祐一騎手(現調教師)の現役ラストライドということで注目を集めた昨年は3着だった。

20日にダートコースで追い切りを行っており、遠征経験豊富な松田助手は「リメイク自身、サウジに来るのは2回目なので環境に慣れるのが早かったです」と様子を伝える。「初めて来た昨年は手探りの状態でした。カペラS(4馬身差圧勝)を勝った時のイメージで来たけど、結果的には世界との差があった。当時は幼かったけど、今は完成に近づいてきているのを感じます」と成長も実感している。昨年はサウジから転戦したドバイゴールデンシャヒーンで5着。帰国後のプロキオンSで2着に入り、韓国遠征のコリアスプリントを快勝。前走JBCスプリントも2着を確保し、経験値は上がっている。

父ラニは米3冠競走を完走し、ベルモントSで3着に入った。その母は天皇賞・秋を制した名牝ヘヴンリーロマンス。母サリエルは1200メートルで4勝を挙げた馬。挑戦を続けるノースヒルズの快速馬が今年こそ、サウジから世界を驚かせる。