サウジCで10着に沈んだBCクラシックの覇者ホワイトアバリオ(牡5、R・ダトロー、父レースデイ)はドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、3月30日=メイダン)には向かわず、米国へ帰国する。26日、「サラブレッドデイリーニュース」電子版が伝えている。

1番枠からスタートした同馬は序盤で好位を追走していたが、直線に入ると先行勢についていけずズルズル後退。まさかの惨敗で、人気に応えることができなかった。今後については長期的な目標として、連覇がかかるG1ホイットニーSの名前が挙がっている。

また、サウジC4着のペガサスワールドC覇者ナショナルトレジャー(牡4、B・バファート、父クオリティロード)も帰国し、夏競馬に備える。

米国の「デイリーレーシングフォーム」電子版は「セニョールバスカドールとウシュバテソーロがリマッチ(再戦)のため、ドバイへ」という見出しで記事を掲載しており、ドバイワールドCはサウジCでワンツーを決めた2頭が大きな注目を集めることになる。