土曜中山メインは3歳牝馬の重賞フラワーC(G3、芝1800メートル、16日)が行われる。

立て直されたエピファネイア産駒のカンティアーモ(木村)が反撃を期す。

昨夏に新潟芝1800メートルの新馬戦をレコードで制した素質馬は、2戦目のデイリー杯2歳S(6着)ではやや重の馬場、京都外回りの下り坂に苦戦した。

その後は福島県のノーザンファーム天栄に放牧に出て調整され、2月中旬に美浦に帰厩した。1週前追い切りは美浦ウッドでスプリングSに出走予定のスティンガーグラス(3歳1勝クラス)に半馬身先着。6ハロン81秒3-11秒5を計時して、態勢を整えつつある。

重賞初制覇を狙う一戦は4カ月ぶりの実戦。太田助手は「課題の多い馬ですが、前走はちぐはぐなレースで、スムーズさを欠いてしまったのは事実です。今回は中山芝1800メートルでコーナー4つの舞台になりますし、現状でどれだけやれるか」と話す。