英国のホリー・ドイル騎手(27)が「スカイスポーツ」電子版のブログ(29日付)でドバイワールドカップデー(30日=メイダン)の騎乗馬や出走馬について語っている。

短期免許で2年連続の来日を果たしているホリー・ドイル。注目されるのは当然、ドバイターフのナシュワだ。デビューから15戦すべてでコンビを組み、一昨年は仏オークス、ナッソーS、昨年はファルマスSを制した。「16番枠になってしまいましたが、先週のニューマーケット、木曜朝のメイダンでまたがった感触がとてもいいので期待しています」と手応えは上々だ。相手関係については「日本馬のドウデュースはこのラインアップの中でも抜群の馬で、有馬記念を勝っています。彼は私たちが倒さなければならない馬(強敵)だと思います。ただ、エイダン・オブライエン厩舎のルクセンブルクもG1ホースだし、ナシュワと同厩舎のロードノースも4度目の勝利を目指していますから」と展望している。

メインのドバイワールドCに騎乗はないが、「パット・ドッブス騎手(カビールカーンに騎乗)はリチャード・ハノン厩舎で一緒の時間を過ごした友人です。彼がキャリアのこのステージでワールドカップを勝つことができればアメージングです。だから、彼を応援したいと思います」とエールを送った。また、ドバイシーマCは「素晴らしいレースになるでしょう」と断言。「リバティアイランドを見ることができますね。彼女はとても才能があって、このようなレースを勝つ馬です。ただ、私のブログを定期的に読んでいる人なら知っていると思いますが、私はオーギュストロダンのファンです。エイダン・オブライエン厩舎のスターがここで負けるのを見たくはありません」と自身の“オーギュストロダンびいき”を語っている。