オーストラリアのユーロン・スタッドは18日、24年の種牡馬のラインアップと種付け料を発表した。昨年のジャパンCで引退し、今年からアロースタッドで種牡馬としてけい養されているパンサラッサ(牡7)も名前を連ねている。同馬はシャトル種牡馬として、南半球でも種付けを行う予定となっており、初年度の種付け料は1万6500オーストラリアドル(約160万円)と発表された(アロースタッドでの初年度種付け料は300万円)。

 

同牧場には同じロードカナロア産駒のタガロア、ダイアトニックもけい養されており、24年度の種付け料は前者が2万2000豪ドル、ダイアトニックが1万3750豪ドルに設定されている。

 

ユーロン・スタッドの公式ニュースの中で、ゼネラルマネジャーを務めるコックス氏は「パンサラッサは今シーズンのラインアップにおけるエキサイティングな新加入馬であり、オーストラリアにおいて、(現役時代に)史上最高額の賞金を獲得している種牡馬になります」と大きな期待を寄せている。また、同じく日本で競走生活を送ったダイアトニックについては初年度だった昨年に131頭へ種付けを行い、交配相手の牝馬にはG1・13勝のメロディベルなど多くのG1、重賞ウイナーが含まれていることを紹介。「初年度の交配相手の質は種牡馬としてのキャリアに大きな影響を与える可能性があり、ダイアトニックが2023年に交配したエリート牝馬たちが彼が成功するために最高のチャンスを与えたとでしょう」とコメントしている。