JRAで通算379勝を挙げ、複数の海外メディアで現役引退を表明したフランス出身のオリビエ・ペリエ騎手(51)が24日、フランス競馬メディア「エキディア」で決断への思いを明かした。

理由については「何事にも時期というものがあります。慎重に考えた末の決断です。最近は明らかに騎乗機会が減っていました。同世代のジョッキーがやめていくところを見て、自分自身に『もう潮時だ』と言い聞かせました」と説明。

思い出を問われ「ゴルディコヴァ(BCマイル3連覇)、パントレセレブル(凱旋門賞制覇)、シンボリクリスエス…たくさんの馬が私のキャリアを彩ってくれました。私の中で最も素晴らしい思い出の1つはやはりパントレセレブルの凱旋門賞。ジョッキーとして凱旋門賞の勝利は言葉では言い表せない。紛れもなく世界で最も美しいレースの1つです」と振り返った。

今後については「少し競馬から離れて時間をかけたい。休暇が終わったら様子を見ようと思います。2人の娘と楽しめるようにバイヨンヌ(フランスのバスク地方)に滞在するつもり。ここには必要なものがすべてそろっていますから」と話した。