NHKマイルC(G1、芝1600メートル、5月5日=東京)でG1・2勝目を狙うアスコリピチェーノ(牝3、黒岩)が25日、桜花賞2着後初めて本格的な時計を出した。美浦ウッドでナチュラルハイ(古馬オープン)と併せて2馬身先着。強めに追われて6ハロン79秒4-65秒0-50秒8-36秒9-11秒1、この日の1番時計をマークした。

動きや馬体を確認した黒岩師は「桜花賞のダメージは少なく、回復したので、しっかり追い切りをやった。息の入りも良かった。食欲は安定しているし体が増えすぎる懸念についても重さはなかった」と表情も和やか。1分32秒台の高速決着の反動や、レースまで中3週の不安を一掃する走りだった。

「前走は力を出し切れたと思うが、結果が良くなかった。悔いが残っています」。2歳女王のプライドを守るには勝利が一番だ。