2月で定年引退した中野栄治元調教師(71)が、ダービーの追い切りが行われた22日の美浦トレセンを訪れた。

1990年アイネスフウジンでダービージョッキーとなり、ナカノコールが沸き起こった伝説の人。ダービーウイークに彩りを添えた。「戸崎騎手(ジャスティンミラノ)は自信を持って乗れればいいと思います。5番手なら5頭立て、7番手なら7頭立てと思って乗ればいい。あとは仕掛けどころですね。自分の時は、坂でまだゴール板が見えない時には追わなかった」。見事に逃げ切ったアイネスフウジンは、まさに直線の坂を上ってから追い出してメジロライアンの追い込みを封じた。

「皐月賞組はコスモキュランダだけでなく、レガレイラやアーバンシックの巻き返しもありそう。他ではシックスペンスも強いね。どう乗るかな」。最後はジョッキー目線で駆け引きを思い描いていた。