ハンデ戦を制す者が夏競馬を制す!!
予想の際にいつも私の頭を悩ませる要素がある。それが「斤量」(負担重量)だ。1キロにつき1馬身差などと言われることもあるが、実際どれだけレースに影響を与えているのかは、はっきりしていない。しかし、考えていても答えは出ない。ではどうしたらいいか。答えは簡単。自分の足で試せばいいのだ。
ということで、重りを持って実際に走ってみることにした。
スタートは早朝4時10分。競走馬の追い切りよりも少し早い時刻。距離は約50メートル。地面は公園の芝生エリアをチョイス。傾斜は1%はありそうだ。ここまで決まれば次は背中に背負う「斤量」の部分。リュックの中にペットボトルを入れて背負い、本数で重さを調整。1・5キロ、3・5キロ、5・5キロ、7・5キロの4種類の「斤量」を作った。そしてそれぞれの重さで各2本ずつ、計8本走る。インターバルは1分。疲労と走ることに対する慣れをできるだけそろえるため、1・5キロ→3・5キロ→5・5キロ→7・5キロ→7・5キロ→5・5キロ→3・5キロ→1・5キロの順で8本走る。
設定は以上。では早速結果を見てみよう。
1走目(斤量1・5キロ)タイム7秒34。
2走目(3・5キロ)タイム7秒48。
3走目(5・5キロ)タイム7秒78。
4走目(7・5キロ)タイム7秒93。
5走目(7・5キロ)タイム7秒87。
6走目(5・5キロ)タイム7秒53。
7走目(3・5キロ)タイム7秒48。
8走目(1・5キロ)タイム7秒23。
斤量別にまとめると
1・5キロ→7秒34。7秒23。
3・5キロ→7秒48。7秒48。
5・5キロ→7秒78。7秒53。
7・5キロ→7秒93。7秒87。
体力的な問題でそれぞれ2本ずつしかデータをとれなかったのは残念だが、想像以上に差が現れた。特に、最も軽い1・5キロと最も重い7・5キロを比べると、0・5秒ほどの差が広がっていることが分かる。
実際に走った感覚としては<1>スタート時の足の重さ。<2>スピードに乗ってからの足の重さ。この2点が「斤量」に相関して変化した。特に<1>スタート時の足の重さでは、5・5キロまでは違和感なく走り出せたが、7・5キロの負荷をかけた時には、スタートしてから加速するまでにかなり時間がかかり、明らかな出遅れを感じた。
実験の結果、競走馬が人間と同じ感覚であれば、特にスタートについては少なからず影響があるのかもしれないと推測できた。
「次に走る時はもっと速く走れますように」こんな願いを短冊に書いたところで、さっそく七夕賞の予想といきたい。
◎ボーンディスウェイで夢をかなえる。前走2着と好走した福島民放杯からおよそ3カ月の間隔を空けた一戦。芝2000メートルでは過去10戦で掲示板を外したのが2年前の皐月賞のみと、距離適性の高さに期待したい。また、斤量も56キロと15頭の中で5番目に軽く、十分に勝負できるとみた。単複(3)で勝負。
◆シュンヤ 日刊スポーツを愛読する若き競馬予想家。12月9日、大阪生まれ大阪育ち。好きな馬はノームコア。就職試験でJRAの採用試験を受験するもあえなく撃沈し、現在は夜の仕事に励んでいる。好きなサッカー選手はリオネル・メッシ。尊敬する記者は高木一成記者(前東京本紙担当)。天皇賞・春からニッカンコムで予想を開始し、春のG1シーズンを戦い抜いた。夏競馬も自分磨きの予想は続く。

