“近距離スプリンター”スズハローム(牡4、牧田)が才能を発揮する。

日曜中京のCBC賞(G3、芝1200メートル、18日)に向けて14日に栗東で追い切られ、坂路4ハロン52秒5-11秒9でイトカワサクラ(古馬2勝クラス)に2馬身先着。伸縮の大きいダイナミックなフットワークを披露した。牧田師は「前を追いかけて反応を確かめ、動きは良かった」と目を細めた。

真夏で調教をセーブする陣営が多い中で、涼しい朝一番とはいえ好時計を出し、手加減なしの仕上げを施された。輸送を懸念する必要がないからだ。前日輸送となる遠征が苦手で、トレーナーは「中山の時(3走前=10着)はカイバを食べなかった」と明かす。一方で当日輸送の京都、阪神、中京なら過去5戦で【3・0・1・1】。だから前走は前週末から美浦に滞在し、当日に東京競馬場へ向かった。今回は近場の中京。慣れた環境で調整に専念できた。

初距離への適性も秘める。前走は芝1400メートルのG2で流れに乗ってハイレベルの中を3着まで追い上げた。スプリント王ローレルゲレイロを母父に持ち、牧田師は「1200メートルにも全然対応できると思う」と自信をにじませる。鮫島駿騎手もかねて素質を見込み、前走時は美浦にも付き添った。中京への日帰り出張で、重賞タイトルの手土産を持ち帰るか。【太田尚樹】