復帰戦を快勝したサントノーレ(牡3、荒山勝)の次走は、「ダート3冠」最終戦のジャパンクラシック(Jpn1、ダート2000メートル、10月2日=大井)が目標になる。

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素質馬が帰ってきた-。全日本2歳優駿で3着、南関東移籍初戦の雲取賞で3着に敗れた後、京浜盃を圧勝したサントノーレ。のちに羽田盃2着、東京ダービー3着のアンモシエラに7馬身差をつける強い競馬で、「ダート3冠」創設年に大井のトップホースの1頭として参戦するはずだったが、骨折が判明し、休養することになった。待望の秋初戦、ファンからは単勝2・4倍の1番人気の支持を集め、見事に結果で応えた。

復帰戦の勝利を見届けた荒山師は「今日はひと言、ホッとしてます」と神妙な表情。「(馬体重が大きく増えていたが)びっしりというより、余裕残しで、どこまでやれるかという状態でした。(23キロ増の)馬体増は成長分もありますね。道中かかり気味で、ムキになって走っていたので、どうかなと見ていました。笹川騎手は引き揚げてきて、『ちょっと次元が違う馬』と言ってくれました」。とレースを振り返った。

復帰戦を勝利で飾り、注目の進路を問われると、「(レース後の)上がりが無事で、ジャパンダートクラシックに行ければと思います。中央のそうそうたる3歳馬が来る中、割って入れるくらいの力をつけてるんじゃないかと思うので、ダテノショウグンと一緒に、中央馬を倒しにいきたいですね」と手応えを語った。

「ダート3冠」の最終戦にはBCクラシック制覇を目指すフォーエバーヤング、東京ダービー馬ラムジェット、レパードS覇者ミッキーファイト、不来方賞を制したサンライズジパングなど、JRAの強豪が参戦予定。地方馬は黒潮盃で優先出走権を獲得した7戦無敗のダテノショウグン、先日の金沢で西日本3歳優駿を圧勝した東京ダービー4着シンメデージー、不来方賞4着のフジユージーンの動向も気になるところ。戸塚記念を圧勝したサントノーレの参戦で、ジャパンダートクラシックが熱い戦いになるのは間違いない。【渡辺嘉朗】

◆サントノーレ ▽父 エピカリス▽母 リンガスウーノ(サウスヴィグラス)▽牡3▽馬主 (株)ラ・メール▽調教師 荒山勝徳(小林)▽生産者 松浦牧場(北海道新冠町)▽戦績 9戦5勝▽総獲得賞金 9195万円▽主な勝ち鞍 23年鎌倉記念(S2)、24年京浜盃(Jpn2)▽馬名の由来 フランスの伝統的なケーキ名