ど根性でつかみ取った連覇だ!2番人気のシャマル(牡7、松下)が2番手から押し切り、昨年に続く勝利を上げ、Jpn1・2勝目となった。勝ち時計1分39秒2。今後は馬の様子を見て、さきたま杯(Jpn1、ダート1400メートル、6月25日=浦和)へ向けて調整される。

ゴールデンウイーク終盤の船橋に、再びこの人馬が輝いた。昨年は逃げ切り勝ちだったが、今年は2番手から進めたシャマルと川須騎手。直線で鞍上は猛然と右ステッキを振るう。直線では粘る逃げ馬をかわし、猛然と追い込む有力馬を振り切った。ゴール後は大きくガッツポーズ。詰めかけた大観衆の声援に、笑顔で応えた。

“魂の騎乗”だった。「負けてたまるかという気持ちでした」と鞍上は闘志を前面に出した。その思いが、アツい根性が、相棒に届いた。「いつもありがとうという気持ちしかない。最高でした。もっとこの馬と一緒に良いところを勝っていけたらと思います」と手放しで褒めたたえた。

松下師は「馬が無事ならさきたま杯へ。7歳でもまだまだ衰えは感じないです」と昨年3着に敗れたレースで雪辱を誓う。さらなる勲章を目指して-。人馬一体という追い風に乗って、シャマルはこの先も駆け抜ける。【深田雄智】

◆シャマル ▽父 スマートファルコン▽母 ネイティヴコード(アグネスデジタル)▽牡7▽馬主 金山敏也▽調教師 松下武士(栗東)▽生産者 岡田スタツド(北海道新ひだか町)▽戦績 27戦12勝(うち地方18戦8勝)▽総獲得賞金 4億7000万5000円(うち地方4億370万万円)▽主な勝ち鞍 22年東京スプリント(Jpn3)、サマーチャンピオン(Jpn3)、テレ玉杯オーバルスプリント(Jpn3)、23年黒船賞(Jpn3)、24年黒船賞(Jpn3)、かしわ記念(Jpn1)、25年黒船賞(Jpn3)▽馬名の由来 ペルシャ湾岸地域に吹く風

◆勝負服

<ウィリアムバローズ=2着>坂井瑠騎手 うまくいきましたし、勝ったと思ったけど…。よく粘って頑張ってくれました。

<コスタノヴァ=3着>レーン騎手 直線の前と入り口でキックバックが激しくなり、それに反応してしまった。外に出してバランスを崩した分はあるけど、その後またいい脚を使ってくれました。

<ロードフォンス=4着>横山和騎手 今日は距離が延びましたし、船橋で初物ずくめという気持ち。いつもと違う雰囲気でしたが、上手に競馬してくれたので次に生かせれば。

<ギガキング=5着>野畑騎手 しまいよく伸びましたし、乱ペースになればこのメンバーでもやれるのでは。状態も上がっていたと思います。

※22年大阪杯勝ち馬のポタジェは右前肢ハ行のため4角で競走を中止した。