JRAが16日、2025年度の顕彰馬選定の結果を発表し、イクイノックスが新たに顕彰馬へ選定された。

   ◇   ◇   ◇   

選定対象2年目のオジュウチョウサン(牡14)は117票を獲得したが、「投票者数の4分の3」となる119票に2票足りず、無念の落選となった。昨年は得票率58%で顕彰馬入りを逃したが、今年もそのハードルは高かった。障害競走を中心に活躍した馬としてグランドマーチス以来2頭目の顕彰馬入りは来年度に持ち越された。

11年生まれのオジュウチョウサンは父ステイゴールド、母シャドウシルエットという血統で、坂東牧場の生産馬。長山尚義オーナー(チョウサン)が所有した。平地競走で未勝利に終わった後、障害競走に転向。和田正一郎厩舎に所属し、主戦の石神深一騎手との名コンビで春の中山グランドジャンプを6勝(5連覇含む)、暮れの中山大障害を3勝し、合計でJ・G1を9勝している。

18年には平地競走に再挑戦。武豊騎手を背に平成最後の有馬記念へ参戦(9着)し、大きな話題にもなった。22年の中山大障害(6着)をラストランに現役を引退し、ヴェルサイユリゾートファームで種牡馬入り(初年度産駒は現在1歳)。年間表彰のJRA賞最優秀障害馬のタイトルに5回選出され、JRAヒーロー列伝のポスターにもなった。多くの競馬ファンに愛された「絶対王者」は選定対象3年目の来年、あらためて顕彰馬入りを期待される。