上半期を締めくくるダート最強馬決定戦、帝王賞(Jpn1、ダート2000メートル)が2日(水)、東京シティ競馬(大井競馬場)で行われる。発走予定時刻は午後8時5分。「BSイレブン競馬中継 SUNDAY」の解説者も務める東京本紙担当、桑原幹久記者の狙いを「ニッカンコム」だけで公開します。

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◎が二つ打てるなら-。身勝手なことをぼやきたくなるほど、頭を悩ませた。帝王賞で人気を分けるウィルソンテソーロとミッキーファイト。ともに過去何度も取材をさせてもらった。今回もトレセンで1週前、当週と動き、陣営の感触を入念にチェック。甲乙つけがたいが、記者の定めとして決断する。本命は“テソーロ軍団”の新エース、◎ウィルソンテソーロだ。

昨年のJBCクラシックでJpn1初制覇。G1級のタイトルはその1つのみだが、2着は5回と安定感が光る。今年はサウジ、ドバイと連戦し振るわなかったが、ともに着狙いの色気なしで大本命のフォーエバーヤングを負かしいった結果。陣営は海外遠征を重ねたことによる精神面での成長を評価しており、着順以上の収穫を得た。

帰国初戦とあり、ポイントは状態面とみたが、不安はない。昨年同様、1カ月前から時計を出し、ひと追いごとに素軽さが増した。昨年よりウッド調教は1本多い4本を消化。29日の最終追い切りでは、ラスト1ハロンに限れば自己ベストタイの11秒3をマーク。休み明けを苦にするタイプではなく、万全の仕上がりで臨んできた。

高木師は「ドバイのペースでは2000メートルは長かった」と前走の敗因を距離に求めたが「今回はそこまでペースが速くならなそうだから問題ない」と巻き返しに自信を見せる。今の大井はタフな馬場だが、昨年の帝王賞、東京大賞典でともに2着と舞台適性は高く、信頼を置ける。

もちろん○ミッキーファイトの感触もいい。距離適性では○に分がありそうだが、こちらはまだ成長途上。素質は認めるが、1番人気のマークを受けた際の走りには未知な部分があり、それを目標に運べる◎に分があるとみる。

▲シンメデージー、☆アウトレンジ、△ラムジェット、△ノットゥルノと印は続くがいずれも3着争いまで。馬券は◎ウィルソンテソーロと○ミッキーファイトの馬連1点で勝負する。【桑原幹久】