昨年に続いて西海岸のデルマー競馬場を舞台に開催されるブリーダーズカップ(以下BC、現地時間10月31日、11月1日)に向けた動きが、活発になってきました。

昨年は大挙19頭(出走は18頭)が挑んだ日本馬ですが、今年は大井所属のフェブランシェを含む9頭が出走予定。馬券発売が決まっているBCクラシック(G1、ダート2000メートル)には昨年3着したフォーエバーヤング(牡4、矢作、父リアルスティール)が参戦します。

前売りでの人気は春にケンタッキーダービーなど2冠を制した3歳馬ソヴリンティ(牡、父イントゥミスチーフ)がやや抜けた1番人気。以下、昨年の覇者シエラレオーネ(牡4、父ガンランナー)と昨年2着のフィアースネス(牡4、父シティオブライト)がほぼ同率で並び、フォーエバーヤングは10倍前後の4番人気になっています。

米国独自のレーティング(NARCレーティング)はソヴリンティが127・00で全米トップ、2番手はG1パシフィッククラシックSで、3歳世代ナンバー2のジャーナリズムを完封したフィアースネスで125・00。BCクラシックで初対決する2頭に高い評価が寄せられています。

この2頭を負かすとすれば、シエラレオーネか、今年米国初登場となるフォーエバーヤングか、という構図ですが、気になるのはレーティング(123・00)が高いわりに人気の薄いロックド(牡4、父ガンランナー)の存在です。

春はG1サンタアニタH(ダート1800メートル)に優勝し、前走のG2ウッドワードS(ダート1800メートル)は3頭立てながら、しっかりと差しきっていて人気の2頭に食い込む資格は十分。共有馬主が一部でかぶるジャーナリズムとの使い分けでBCダートマイル(G1、ダート1600メートル)に回る可能性もささやかれていましたが、ここへ来て大一番への挑戦機運が高まっています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)