今年の有馬記念(G1、芝2500メートル、28日=中山)、日刊スポーツでは特別企画「有馬記念に挑んだメイショウたち」を連載します。メイショウの冠名で知られ、競馬を愛した故人、松本好雄オーナーをしのびます。第6回(最終回)はメイショウマンボ。

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メイショウマンボは父スズカマンボ、母メイショウモモカという血統で10年生まれ。浦河町の高昭牧場で生産された。

祖母は4歳牝馬特別2着から98年桜花賞に出走(7着)したメイショウアヤメ、母は12戦未勝利のメイショウモモカだった。飯田明弘厩舎所属、飯田祐史騎手で12年秋にデビュー(1着)し、2戦目で阪神JFに挑戦(10着)。翌年のフィリーズRで重賞初制覇。桜花賞は10着に敗れたが、9番人気で挑んだオークスで見事に勝利を挙げた。秋は秋華賞、エリザベス女王杯も制した。

4歳春のヴィクトリアMで2着に好走したものの、3歳秋のエリザベス女王杯後はラストランの17年阪神牝馬Sまで21連敗。それでもオークス制覇、レース後、涙で抱き合う松本好雄オーナーと武幸四郎騎手(現調教師)の姿は多くのファンの脳裏に焼きついている。

オークスのレース後、武幸四郎騎手は「G1に乗る回数も減ってたし、これまでに3回勝ったけど、格別にうれしいです。成績が出てないときも応援してくれた皆さんの声援は届いていました。表彰式でオーナーと握手したらグッときて…、そういうキャラじゃないんですけど」と声を詰まらせた。

今年の宝塚記念の勝利は松本好雄オーナーにとって、11年半ぶりのJRA平地G1制覇だった。そして今週、「メイショウ」が14年のメイショウマンボ以来となる有馬記念に向かう。

◆メイショウマンボの有馬記念成績 14年15着

(おわり)