有馬記念(G1、芝2500メートル、28日=中山)の共同会見が24日、東西トレセンで行われた。
栗東ではダノンデサイル(牡4)を管理する安田翔伍師(43)が出席。一問一答は以下の通り。
-去年に続いての有馬記念出走。どんな思いで迎える
毎レース同様、勝ちたい気持ちで送り出します。
-今年はどんな成長を遂げた1年だったか
今年3回レースして、経験を重ねたことで感受性などの変化はあるのですが、それをいい結果につなげられたらそれは成長だと思いますし、結果が伴わなければ、いい変化をもたらせることができなかったということになると思います。
-いい結果につなげたい感受性とは
以前より競馬が近いというのを察するようになっているんですが、そこに対して気持ちを乗せすぎると、レースにいって必要以上にエキサイトしてしまう。しっかり馬の内部に気持ちを抑えられるような過程を踏めれば、いい成長をしたって思える変化になると思います。
-レコード決着の壮絶なレースとなったジャパンCの評価は
海外帰りを懸念される声も聞かれたんですが、十分時間をいただいたのでトレーニング、ケアをしっかりできましたし、体力面は納得できる状態でレースにいけました。気持ちの面でパドックで高ぶっているように感じましたし、レースにいってもちょっと前進気勢強く、ムキになっている面が見受けられた。そこは今回の有馬記念含めて今後のレースに対して解消しないといけない課題だとして見ていました。それでも最後は脚を使ってはくれましたが、先着した2頭が素晴らしい走りでした。
-レース後に外傷が気になるという話もあった
外傷はありましたけど、程度は非常に軽いもの。継続的に治療を必要とするものではなかった。放馬したことで精神面の乱れがあるかないか慎重に見たんですが、今回のレースを目指す上では問題ないと判断しました。
-中3週、この中間意識したことは
レコード決着のレースの後だったので、使ったことの反動がないか見ましたが、そこは問題ないということで。体力面は1回使って備わってますし、むしろ上積みも感じているぐらい。それを台なしにしないよう、冷静に馬がレースを迎えられることが重要だと思います。精神面をより穏やかにすることを心がけて中間は調教しています。
-今日の調教は
先週も上手に馬の後ろを走っていたんですが、ジャパンCを踏まえた時にもう1段階穏やかな状態を求めてもいいのかなとは感じましたので、今日はもう、過度な刺激や指示を出すことなく、気持ちを損ねないよう本当に軽い追い切りでしたね。
-安田調教師にとって有馬記念への思いは
競馬関係の中で育った僕としましても、あこがれのレースであるのは間違いない。ただ今週に関しては、そういう意識を持たず、ダノンデサイルが目標としているレースという意識にとどめるようにしています。
-ファン投票上位での参戦
まず、有馬記念のファン投票に投票していただいたすべての方に感謝申し上げます。こうしてファンのみなさんが投票という形で参加して行われるレースが宝塚記念であり有馬記念。大きな盛り上がりを見せるレースに管理馬を出走させられることは非常にありがたく思っています。そんな中で、特別登録が終わった段階で出走意思のない馬の登録があったという記事もありました。その意図も分からないですし、ルール上問題ないんですけど、結果的にこの盛り上がりに水を差す形になったのは非常に残念ではあります。それでも、やることは変わらないので。僕はダノンデサイルが満足な状態でゲートの時間を迎えられるよう、残りの時間、しっかり管理に努めますので、応援よろしくお願いします。

