連覇か、念願か-。金鯱賞(G2、芝2000メートル、15日=中京、1着馬に大阪杯優先出走権)の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。恒例「追い斬り激論」ではG1制覇を見据える2頭をピックアップ。大阪本紙の太田尚樹記者は昨年の勝ち馬クイーンズウォーク(牝5、中内田)を推し、東京のベテラン岡山俊明記者は4戦連続重賞2着のドゥラドーレス(牡7、宮田)をプッシュした。

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岡山 先週末はWBCを見に来たらしいじゃん。

太田 日韓戦と天覧試合を観戦できました。今も声がかれてますわ…。

岡山 いいもの見たね。

太田 02年チャンピオンズリーグ決勝でジダンのスーパーボレーを目撃した岡山さんにはかないません。

岡山 ドゥラドーレスの追い切りもなかなか見ものだったよ。ウッドでの内外2頭と併せて6ハロン83秒4-11秒6。ここ数年は坂路で最終追い切りをやってたのが、今回は1段上の負荷を掛けてきた。宮田師も「前回はひと月以上乗れない期間があった後の立ち上げ。今回は休養期間も短めで調整しやすかった。体つきは前回よりもいいし、先週よりもバランスが良くなった」と好感触だった。

太田 勝負気配を感じる調整過程ですけど、肝心の動きはどうでした?

岡山 先週は手前を替えるのに時間がかかった感じだったけど、今週はスムーズだった。手綱をとった戸崎騎手は3戦ぶりになるけど「すごく乗りやすくなり、まとまって走っていた。体がまだ緩い分、追い出してのもたつきがある。そのあたりはレースでは意識して乗りたい」とイメージしてたね。もたつきを考えると広いコースはプラスだと思うし、重賞タイトルをとってないのが不思議なぐらいの馬。今度こそVゴールを決めるんじゃないかな。

太田 僕はクイーンズウォークが良く見えました。ダイナミックな走りでCウッド6ハロン84秒3-11秒0。合図程度に気合をつけただけで楽々と伸びました。またがった松岡助手は「先週は休み明け感が少しあった」とした上で「思った以上に動けていた」と評価してました。馬体もパンパンに実が詰まって迫力満点。メジャー級ですよ。

岡山 先週時点の体重が556キロって聞いたけど、太め残りは大丈夫?

太田 ゴール後も手綱を緩めなかったですし、直前3週のCウッド5ハロンの時計を比べると、前走が68秒0、68秒2、68秒8。今回が68秒5、66秒0、68秒1。今週で550キロまで絞れて、松岡助手も「いつもよりハードに加減せずやっている。もともと雄大で牡馬顔負けだったのが、さらに増している。成長分では」とみています。しかも中京は2戦2勝。侍ジャパンと一緒に連覇しまっせ!

岡山 あのジダンのレアル・マドリードも翌年は4強敗退。油断は禁物だよ。