参議院の農林水産委員会で26日、「農業構造転換の推進に必要な施策の集中的な実施の財源に充てるための日本中央競馬会の国庫納付金の納付に関する臨時措置法案」「日本中央競馬会法の一部を改正する法律案」に関連し、質疑応答が行われた。

立憲民主・無所属会派の石垣のりこ議員はJRAの調教師免許について質問を行い、JRAの吉田正義理事長が更新試験の内容などを説明した。

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石垣のりこ議員「働き方改革に関しても、アニマルウェルフェアに関してもなんですけれども、制度の実効性の担保について伺いたいと思います。

調教師ですね、国家資格であるわけです。免許制度の下で業務を行っている以上、その更新要件としまして、労働法制を順守したり、安全配慮義務をきちんと履行したり、またアニマルウェルフェアの確保を明確に位置づけるということが非常に重要になると思います。

ちょっと政府の見解を伺いたいんですけれども、やっぱりこの国家資格でこの基本的なところを順守できないような状態になった時に、やっぱり更新に対して、やはりこのなんでもオーケーではなくて、きちんとここはやはり『守っていただかないと更新できないよ』もしくは『一定期間の停止になるよ』ということをきちんと担保をしておかないと、物事の実効性、法の実効性という点で非常に弱くなると考えるんですが、大臣、いかがですか」。

JRA吉田正義理事長「調教師免許の話かと思います。調教師免許は私ども日本中央競馬会が競馬法の規定に基づいて交付してるものでありまして、免許の主体は国ではなくてJRAでございます。

その前提ではありますが、調教師の免許というのは1年更新になっておりまして、1年、1年、その度その度にですね、私どもの専門の職員スタッフあるいは役員が両トレセンに赴きまして、面談を中心とした試験をやっております。

その中で、先生(石垣議員)がおっしゃいました、コンプライアンスの重視であるとか、労働災害の防止など労働環境の改善に関すること、それから馬への虐待、こういったことにつきまして、厳しい指導を毎回毎回やっております。

したがいまして、その試験の要件としてそういったものを1つ1つ挙げるということでなくて、競馬会が、試験の場を利用してですね、厳しい指導をしているということで対応しているところであります」。

石垣のりこ議員「厳しい指導をされてるということですけれども、一昨日の海外渡航の件に関してもですね、結局、現状であると、何ら歯止めになるようなものがないというのが現状ではないかと思います。この点も今後ご検討いただければと思います。

農林水産省の監督下に置かれている競馬の公平性、そして安全性を確保して信頼を醸成するためにも、国家資格の免許制度に見合った責任を明確にしていただいて、競馬の世界の特殊性を理由にですね、これは例外にされるべきことではないと思いますので、この点をしっかりと担保していただけるように今後取り組んでください」。