昨年のJRA賞最優秀プリンター、サトノレーヴ(牡7、堀)が現役を引退し、社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることが7日、堀師から発表された。
同馬は5歳時の2024年函館スプリントSで重賞を初制覇。昨年の高松宮記念でG1初制覇を飾った。今年は高松宮記念で連覇を達成すると、欧州を転戦し強豪相手に健闘。8月22日のシティオブヨークS(G1、芝1400メートル)9着がラストランとなった。6日に帰国し競馬学校で輸入検疫中で、その後に社台スタリオンSに移動する。
【堀師のコメント】
サトノレーヴは、4カ月にわたる英国への滞在を経て、9月6日(日)、帰国いたしました。
現在は競馬学校にて輸入検疫を受検していますが、17日(木)に社台スタリオンステーションへ移動のうえ、種牡馬となります。国内のレースだけでなく、香港や英国への遠征中も温かいご声援を賜り、誠にありがとうございました。引き続き産駒たちへの応援をよろしくお願い申し上げます。
昨年はQE2世ジュビリーSの後、スプリンターズSに向かいました。ただし、筋肉量が多く、暑さは苦手な個性です。秋以降も日本での出走を楽しみにしていた方が多いかもしれませんが、日本の競馬体系として、G1ウィナーが目指すレースは限られます。今シーズンは涼しい気候のなか、夏季にトップレベルの短距離路線が整備されている英国での続戦を選択しました。国際交流が盛んに行われている現在でも、検疫のルールとして、国外での滞在が90日を越えた場合、通常の遠征馬と扱いが異なり、帰国後は一般の輸入馬と同様に3カ月間の着地検疫を経る必要があり、移動も制限されます。英国に目を向けた経緯や、このタイミングでの引退にご理解いただけましたら幸いです。
もともと晩成傾向にあり、伸び盛りの時期で仙腸関節を傷めるアクシデントにも見舞われたサトノレーヴですが、オーナーのご理解を得て、馬に合わせて出走を重ねた結果、無事に試練を乗り越えてくれました。渡英以来、コンスタントに3戦を消化でき、健闘を重ねた馬に感謝の気持ちで一杯です。海外でのG1制覇がかなわず、私どもとしては力不足を痛感していますが、貴重な体験を積めました。今後につなげたいと意を強くしています。

