ゴジラナンバーを着けて坂を駆け上がった成果を発揮する-。
プロ野球巨人の松井秀喜新監督誕生に沸いた先週、その就任を祝うかのように、菊花賞では“ゴジラ馬券”が飛び出した。現役時代の背番号55にちなむかのように、5枠に入ったゴーイントゥスカイが優勝し、同枠ダノンヒストリーが3着。それぞれの馬番は9番と10番で、新監督の背番号90にも重なると話題になった。
川崎市・ジャイアンツ球場で巨人の秋季キャンプが30日に始まった。その週末の中央競馬で、激走サインを漂わせる競走馬が出走する。ユリアという馬名の2歳牝馬で、美浦・久保田貴士厩舎所属。この馬がなぜ“ゴジラ関連”かといえば、普段つけている調教ゼッケンが「5590」だから。そう、現役時代の背番号「55」と、監督としての新背番号「90」を併せ持っているのだ。
額の星が目を引くユリアは、今年好調のシスキン産駒。重賞戦線で活躍するヴーレヴーの半妹にあたる。6月東京の新馬戦では、その後ダリア賞を勝つルークウォームの3着に入った。それ以来、4カ月ぶりの出走。水曜の最終追い切りでは美浦坂路で4ハロン53秒5の好タイムをマークした。担当する黒沼助手によれば、馬体にまだ成長の余地は残すものの「気はいいタイプ」。走ることに対して前向きとのことだ。
厩舎では「ユリちゃん」と呼ばれているそう。ちなみに2001年公開の映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』で、新山千春が演じた主人公は立花由里(ゆり)という役名だった。
ゴジラこと巨人の新監督の背番号をほうふつさせる調教ゼッケンについて黒沼助手に聞いてみると、「ぜんぜん気づいていなかったなあ。いや、野球はあまり詳しくないもんで」と苦笑い。それでも馬房のユリアと調教ゼッケンを快く撮らせてくれて感謝!
そのユリアは天皇賞・当日の11月1日(日)、東京1Rに出走予定。デビュー2戦目での豪快な一発に期待したい。【奥岡幹浩】

