劇的勝利で飾った開幕戦だが、5回の攻撃は今年のホークスの変化が見えた2得点だと感じた。

2-0で迎えた5回、先頭打者の牧原がセーフティーバントで出塁した。続く今宮にはバントのサインが出ると思った。昨年までならかなりの確率で犠打だった。今宮はそこまで2安打を放っていたとはいえ、昨年までなら確実に3点目を取りにいっていた。しかしバントではなく強攻策。結果は三振で、盗塁失敗との併殺に終わったが、その姿勢は後続につながった。柳田が四球の後に盗塁。デスパイネが適時二塁打を放つとグラシアル四球の後に内川が適時打を放った。いったん攻撃の芽がつぶれたかに見えたが、ベンチの積極的な姿勢が選手につながりを呼んだ。今年は攻撃のバリエーションが増えそうな気がする。

今年のキーマンと思っていた松田宣と内川が、開幕戦から、さすがはベテランという打撃も見せた。開幕独特の緊張の中、中継ぎが打たれてもつれた試合になったが、積極的な姿勢がサヨナラに結びついたのかもしれない。(日刊スポーツ評論家)

ソフトバンク対西武 11回裏ソフトバンク無死一、二塁、デスパイネは左前にサヨナラ適時打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対西武 11回裏ソフトバンク無死一、二塁、デスパイネは左前にサヨナラ適時打を放つ(撮影・梅根麻紀)