日刊スポーツ評論家の上原浩治氏(45)が、第1クールが終了した東京ドームの巨人S班キャンプをチェックした。
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ゲスト解説で訪れた2年前のプレミア12以来となる東京ドーム。菅野のインタビューが入ったために足を運んだが、懐かしい顔触れがそろっていた。新型コロナウイルス対策のため、巨人は分散してキャンプが始まっている。ドームのメンバーは、ほとんどがベテランか主力だった。
日本のキャンプ取材は初めてで、少しワクワクしていたが、正直やや拍子抜けした。ユニホームも着てないし、練習時間も短く、自主トレの延長のような雰囲気。実績のある選手の調整はこれでもいいだろうが、投手では今村や中川、野手では小林や吉川など、ベテランに交じって練習する選手ではないだろう。グラウンドに出た今村に「おい、なんでお前がここにいるんや!」って声をかけたけど、本人も「自分が一番ビックリしています」と苦笑いしていた。
2月のキャンプは楽しかった思い出が大きい。久しぶりにユニホームを着て、青空の下で思い切り野球ができる。自主トレ期間は体力づくりがメインで、苦しい練習ばかりだが、キャンプは技術の調整がメイン。結果を気にしないでコンディションを整えていけるので、精神的にも楽しく感じられた。
ただ、自分自身がしっかり目的意識を持ってやれば、全体練習の時間が短いのはそれほど問題にならないと思う。周囲に合わせる必要はないし、周囲の目を気にせずに自分の練習ができる。ドーム内の施設は整っているし、ウエートなんかがやりたければ、やりたいだけ時間を割くこともできるからだ。
6日には沖縄に移動する予定だと聞いている。その時にユニホームを着てやれれば、精神的なメリハリもつく。エースの菅野も日本に残留。2位チームをぶっちぎりで引き離して、今季こそ日本シリーズでソフトバンクに負けた借りを返してもらいたい。(日刊スポーツ評論家)






