<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク7-5DeNA>◇3日◇ヤフオクドーム

 工藤ホークスは阪神、DeNAに1つも星を落とさず6連勝を飾った。この日、ヒーローのお立ち台に上がった松田は今季3番初起用で2本塁打。ずばりベンチのさい配が的中した。チームの元気印は復調できるか。今後のテーマでもある。

 「勝負の世界と結果の世界。あらためて感じさせてもらった。(いつも試合に出場できるという)慢心もあったのかもしれない。今日は1年目、2年目の気持ちでやれました」と松田は言った。

 開幕から打撃不振が続き、1日の試合では4年ぶりにスタメン落ち。連続先発出場は508試合で途切れた。レギュラーとしてのプライドもあったろう。プロの世界はある意味「無情」である。チームの勝利が最優先。それは選手だれもが分かっている。

 松田がスタメン落ちした日、福田が内野手用のグラブをはめて三塁のノックを受けていた。首脳陣の指示である。この3連戦すべてサードの守備練習を行った。「有事」への備えである。松田は気付いているはずだ。スタメン落ちの悔しさはあったろうが、危機感も増幅したかもしれない。結果を残した松田だが、喜びに浸る間はない。シーズン終了まで「隙」は見せられない。「試合に出る可能性が高まれば、僕にはいいこと。しっかりサードの練習もやります」。福田も意欲的に守備練習に取り組むつもりだ。気が抜けない「競争原理」-。これも大きなベンチワークなのだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】