プロ野球番記者コラム

7連続K中日記録の郭源治氏は2世育成に台湾で奮闘

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

中日OBの郭源治さん(62)を取材する機会に恵まれた。11日の阪神戦(甲子園)で中日柳が6者連続奪三振を決めた時だ。中日の球団記録は7者連続奪三振。記録を作ったのは郭さんだった。

郭源治さん(2019年3月1日撮影)
郭源治さん(2019年3月1日撮影)

携帯電話を鳴らしてみると、懐かしい声が聞けた。ちょっと高めだけど、衰えなどみじんも感じさせない声が帰ってきた。

郭さんは6年前から、台湾で中学生から高校生の野球少年を教えているという。台湾の後輩などに頼まれた少年たち12人に体の作り方から指導している。「僕が日本で学んだことを伝えられたらいいと思っている。東洋人と西洋人の体は違う。東洋人の体の柔らかさを生かせるようにしてあげたい」。電話の向こうにいつもの笑顔が見えるような、楽しそうな声で話してくれた。

81年に中日に入団。16年間、ブルーのユニホームで躍動した。106勝116セーブ。最優秀防御率、最優秀救援投手など数々のタイトルも獲得した。当時から知る藤田チーフトレーナーも言う。「ゲンちゃん(郭源治)の筋肉は、硬さと柔軟性を兼ね備えた最高の筋肉だった」と、31年のトレーナー人生で最高の肉体と称賛する肉体だった。

郭さんは、台湾の少年たちから、自身同様の肉体の強さを持つ第2の「郭源治」の誕生を後押しをしようと活動を続けている。「いつか彼らのうちの誰かを日本に連れていきたいね」。郭源治2世とともに、タラップを下りてくる郭さんを取材できる日を楽しみにしたい。【中日担当 伊東大介】

中日時代の郭源治さん
中日時代の郭源治さん

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