プロ野球番記者コラム

ソフトバンク、4年前の日本シリーズの相手に逆風

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト3-2ソフトバンク>◇19日◇神宮

険しい表情で試合を見つめるソフトバンク工藤監督(撮影・鈴木みどり)
険しい表情で試合を見つめるソフトバンク工藤監督(撮影・鈴木みどり)

ヤクルトとは4年前に日本シリーズを戦った。工藤ホークス1年目の秋だった。そんなに月日は流れた感じはしないのに、ヤクルトは今季、逆風のペナントを戦っている。セ・リーグでは最下位。交流戦もこの日、ホークスに勝ったとはいえ下位に低迷している。あらためて思う。「強さ」を維持するのは大変なことだと。5月14日から長いトンネルに入り込み、気がつけば球団記録を更新する暗黒の16連敗。敗因はいくつもあったろうが、チーム復元にはまだまだ時間がかかるだろう。

ホークスとの交流戦で目についたのは「守備」の不安定さだ。防御率、失点がリーグワースト。それに加え、この日も2回に失策絡みの失点があった。16連敗中は19失策。試合数以上の失策数ではゲーム運びもままならない。「(連敗中も)ちゃんと選手たちは取材には応えてくれていました。小川監督もきちんと取材に応えてくれるんですが、負けが続くほどマイナス思考になっていましたね」。ツバメ番の保坂記者は長いトンネル生活を共にした日々をそう振り返った。

幸いなことに、ホークスはここ10年間でリーグV5度、日本一5度。Bクラス入りは1度だけ。高いレベルで戦い続けている。分厚い戦力が下支えになっていることは確かだが、今季は異常なまでの故障禍に悩まされてもいる。守護神森も離脱した。ホークスもヤクルトも昨年はともに2位。昨年の交流戦はヤクルトが最高勝率に輝いた。上り坂は1歩1歩踏みしめなければならないが、下り坂は転がりが速いということか。

1点を追う8回。デスパイネの内野安打で1死満塁の逆転機をつくったが、一走デスパイネに代走釜元を送った。3点目の走者よりも、同点で延長に入った場合の「打力」を考えれば、そのままでよかったのでは、と思う。ホークスもまだ順風の中にはいない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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