プロ野球番記者コラム

正念場の苦しさ知るソフトバンク和田、大きい存在感

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<ソフトバンク5-1オリックス>◇22日◇ヤフオクドーム

6回表オリックス攻撃終了、柳田(右)を笑顔で出迎える和田(撮影・栗木一考)
6回表オリックス攻撃終了、柳田(右)を笑顔で出迎える和田(撮影・栗木一考)

ベテランはやはり頼りになる。ソフトバンク和田が6回2安打1失点の好投で4勝目を挙げた。前日(21日)は最下位オリックスに大敗。イヤな流れをサウスポーが断ち切った。

初回。いきなり先頭福田の三塁打から失点。「仕方ない。その後は0で抑えたいという気持ちで投げた」。立ち上がりから高めに浮く球を自己分析。2回以降は低めを意識し投球を修正した。気持ちの切り替えと、テクニカル面の修正能力。だてに通算17年もプロで飯を食っていない。この1戦の重要さもマウンドでかみしめていた。

「昨日はああいう形(大量失点)で負けていたし、今日の試合は落とせなかった。勝ってホッとしました」。3回から6回まではパーフェクト投球。5回裏の攻撃前。ベンチ裏のトイレで内川と一緒になった。「そろそろ打ちそうだね」と声をかけると「打ちますよ」と返した後輩が、直後に逆転二塁打。“トイレの約束”に応えてくれた。

7月20日の楽天戦(ヤフオクドーム)で右ふくらはぎがつり降板。選手登録を抹消された。ファームでの調整登板なく1軍復帰し、12日の日本ハム戦で3勝目。中9日で臨んだこの日のマウンドは間隔が空いた分、練習量を上げた。チーム最年長だが、季節に関係なくランニング量は誰よりも多い。「7回も感覚的にはいけたけど、ウチには頼もしいブルペン陣がいますから」。V奪回を目指すチームにとって、正念場の苦しさを知るベテラン左腕の存在は大きい。「7回(を投げるのは)次の課題にしておきます」。涼しい顔で38歳は言った。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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