プロ野球番記者コラム

ソフトバンク和田へ「やるしかないね」台湾からゲキ

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<SMBC日本シリーズ2020:ソフトバンク4-0巨人>◇第3戦◇24日◇ペイペイドーム

第4戦に先発するソフトバンク和田(撮影・横山健太)
第4戦に先発するソフトバンク和田(撮影・横山健太)

ホームに帰ってもソフトバンクは強かった。プレーボール直後にいきなり遊撃牧原が悪送球。いやな雰囲気が漂ったが、先発ムーアに動揺はなかった。きっちり後続を抑え無失点発進。短期決戦は1つのミスが命取りになる。でも今シリーズの流れは変わらなかった。ピンチの後にチャンスあり、とはよく言ったもの。3回には2死から周東の内野安打と敵失で得点圏に走者を置いて中村晃が先制2ラン。がっちりと主導権を握って完勝した。

無傷の3連勝。一気の王手だが「一戦必勝」を誓う工藤監督に気の緩みはなかろう。巨人を追い込み2年連続のストレート勝ちが視界に入った。日本シリーズで巨人を4戦4勝で下したのは過去3度しかない。直近は昨年のホークス。そして59年南海、90年西武だ。昨年の第4戦(東京ドーム)の先発マウンドに上がったのは今日25日に先発予定のベテラン和田だった。クレバーなベテラン左腕も、何とも歴史的な? 2年連続の「大役」に気持ちも高ぶっていることだろう。

そんなサウスポーに台湾から熱いエールが送られた。現役時代「オリエント・エクスプレス」の異名で通算117勝を挙げた元西武の郭泰源氏(58)だ。90年のシリーズで3連勝から第4戦に先発登板。巨人打線を6回6安打3失点に抑え勝利投手になった。

「チームが3連勝していたからね。もう投球内容は覚えていないけど、前の日から絶対に負けたくない、という気持ちだった。みんな勝っているから、僕だけ負けるわけにはいかないよ。やるしかない、という気持ちでマウンドに上がった。それしかなかったね。気合が入っていましたよ」

村田、川相には1発を許したものの、4番原は3打席無安打に抑え込んだ。郭氏は13~14年の2年間、秋山監督のもとでホークスの1軍投手コーチを務めた。それだけに今回のシリーズも“教え子”たちの活躍を頼もしく見守っている。「和田、やるしかないね!」。ホークスが一気に頂点へ駆け上がりそうだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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