<ソフトバンク2-3楽天>◇14日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンクが楽天に逆転負けを喫した。前カードは敵地・北海道で日本ハムに2連勝。ガッチリ首位をキープして福岡に戻ったが、今度は2位浮上した楽天との「首位攻防戦」となった。残念ながら先発のカーター・スチュワート投手(26)の乱調もあって白星をつかむことはできなかった。
敗因はさておき、チームにとって喫緊の課題である杉山一樹投手(28)不在の「抑え」確立には少しばかり光が見えたゲームではなかったか。登板条件などの契約見直しのため、開幕から不在となったロベルト・オスナ投手(31)が戦線復帰。7回1イニングをきっちり3人で締めた。不安のブルペン運用に助っ人右腕が戻ったことは大きいが、それ以上に輝きをみせたのは8回を3人でピシャリと切った木村光投手(25)の投球だった。先頭浅村をカウント3-2からスプリットで空振り三振。続く渡辺佳も0-2からスプリットで空を切らせ、中島も決め球はスプリット。左直に仕留め16球で役目を終えた。
実績から言えば、松本裕あたりが9回を任されることになるのだろうが、木村光の安定度を考えると、抑えは日替わりになるだろうと言っていた小久保監督も一考の価値はあると思う。木村光は今季、7試合に登板して無失点投球を継続している。クローザーの条件はいろいろあるだろうが、0点に抑えて帰ってくることほど頼もしいものはない。
試合前のことだ。木村光に「抑え」への気持ちを聞いてみた。「いやいや、そんな。投手コーチがさせてくれませんよ」と笑っていたが、自らの投球には自信を持って答えた。「僕は杉山さんたちみたいに三振をいっぱい取ったりはできませんが、0点に抑えて帰ることはできます」と言った。高額年俸者が居並ぶホークスにあって推定年俸1300万円の4年目右腕が、クローザーを務めたら何とも痛快ではないか。




