10月22日に行われるドラフトまで残り1日となった。今回で最後のアマチュア野球特集は「指名を待つ男たち」で、運命の日に立つ社会人、大学、高校の計3人を紹介する。
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未完の大器が吉報を待つ。浦和学院・内藤蒼(そら)捕手(3年)は、伸びしろ満載のプロ注目捕手だ。二塁送球1・8~9秒台の強肩を誇り、公式戦打率は驚異の4割超。名門校を支えた強肩強打。最も特筆すべき点は、内藤が捕手を始めてまだ1年足らずという点だ。
浦和学院には投手として入学するも、すぐさま外野手へ転向した。転機が訪れたのは新チーム発足時だった。森大監督(35)との進路相談だった。「監督からキャッチャーだったら、プロを目指せると言われたんです。大学進学も頭にありましたが、プロは子どもの頃からの憧れ。このチャンスを逃したくないと思いました」。リード面や声かけなど大変なことは多いが、複数のポジションをやってきたからこその経験がいきた。
中学時代に野球と並行してやり投げもしていたことから、地肩は強い。さらに「もともとピッチャーをやっていたので、ブルペンや試合中でもひじの下がり方や重心の位置のズレとかにも気づきやすいです」と強みを挙げる。プロでもキャッチャーとして戦っていく自信をみなぎらせた。
昨秋のドラフトでは「浦学のアーロン・ジャッジ」こと藤井健翔内野手(19)がドラフト6位で指名された。「夏が終わった後も藤井さんがずっと練習していて、木バットでレフトの高い壁を軽々と越えていくのを見ました。『ああ、こういう人がプロに行くんだ』と基準を知ることができたし、どうやったら藤井さんに追いつけるかとフィジカルやウェート、バッティングの質にこだわるきっかけになりました」。1学年上の藤井が戦うプロの舞台にいく準備はできている。【平山連】
◆内藤蒼(ないとう・そら)2008年(平20)4月26日生まれ、長野・佐久市出身。小1冬から望月リトルで野球を始め、野沢中時代は小諸シニアに所属するかたわら、陸上のやり投げで県3位の実績を持つ。浦和学院では投手・外野手を経て、新チーム発足時から捕手に転向。高校通算12本塁打、二塁送球の最速1・8秒台。目標とする選手は巨人・山瀬慎之助。181センチ、88キロ。右投げ右打ち。




