サプライズ白ヘルで、開幕白星だ! 第87回選抜高校野球が今日21日から甲子園で行われる。開会式直後の試合に登場する八戸学院光星(青森)は、打撃用ヘルメットを従来の紺から白へ変えて臨むことになった。遊び心と、勝利への思いが込められた新ヘルメットで、「打の光星」をアピールする。
光星が、白ヘルメットで甲子園を驚かせる。高校野球で使用できるヘルメットの色は黒、紺、白のみ。今まではずっと紺色で通してきたが、1月末のセンバツ出場決定後、仲井宗基監督(44)が「サプライズで何か変えよう」と提案。選手に内緒で、メーカー担当者と準備を進めてきた。「遊び心です。負けたら、また元に戻します」。11年夏から3季連続決勝に進みながら、届かなかった頂点へ。勝利への思いを「白星」の白に込めた。
光星学院から八戸学院光星に校名変更したのは13年春。以来、甲子園に出る度に、仲井監督は道具に思いを込めてきた。新校名で初出場となる14年センバツでは帽子を一新。「KG」から愛称である「Kosei」の文字に変え、頭文字の「K」に「勝負ごとには金がいい」という金の刺しゅうを施した。昨夏は、同じく「頂点=金」の意味から、黄金のノックバットを特注し、甲子園前の練習に使用した。14年春は初戦で強豪横浜(神奈川)を破るも2回戦敗退。14年夏は8強入り。験を担いで、「強い光星」を再び築いている。
この日、金の刺しゅう入りワッペンの付いた豪華「白ヘル」を初めて目にした沢田俊一主将(3年)は「思ったよりカッコイイ」と絶賛。「初めてかぶるので、新鮮な気持ちで試合ができると思う」と歓迎した。
「白ヘル」だけでなく、バットでも驚かせる。この日は、九州学院(熊本)との開幕戦を翌日に控え豊中ローズ球場で約2時間の調整を行い、フリー打撃では柵越えが連発した。昨秋の公式戦打率2割7分1厘は、出場32校中下から数えて2番目。だが、冬場の特訓で「見違える」(仲井監督)打撃力を付けてきた。好調の沢田主将も自信満々だ。「1度打ったら止まらない力がある。開幕戦では爆発的なバッティングをみせたい」。変化した姿で、白星をつかみとる。【高場泉穂】
◆甲子園で活躍した白ヘルメットチーム 近年では11年夏を制した日大三(東京)が有名。常連の智弁学園(奈良)智弁和歌山(和歌山)も白地に赤のマークが印象的だ。そのほか、79年春夏連覇の箕島(和歌山)、春20回(優勝1回)夏28回(同1回)の早実(東京)をはじめ、報徳学園(兵庫)常総学院(茨城)など優勝経験のある強豪、古豪が目立つ。

