祝砲2発でサッカー部の全国初舞台に花を添えた。県1位の日本文理が長打攻勢で、東海大諏訪(長野2位)を8-3で下した。3回に永田翔也内野手(3年)が代打同点ソロ、主砲の川村啓真外野手(3年)も1度は勝ち越しの2ランで続くなど、中盤の集中打で2季連続の北信越4強に進出した。
打席で打球の行方を見届ける余裕があった。1-1の同点に追いついた3回、川村が右翼席へ豪快な2ランを放った。高校通算31本目で、ハードオフ新潟では第1号。「感触が良かった。追い込まれて(カウント3-2)から甘いところに真っすぐがきたので、ラッキーでした」と10球団以上のスカウトの前で、超高校級のアーチを描いた。
反撃の号砲は苦労人が鳴らした。3回の先頭打者で、先発の新谷晴投手(2年)に代わった永田が左翼席へ代打同点ソロ。「変化球が2球続いてボールだったので、ストレートにヤマを張ってました」。県大会で7打数1安打と結果を残せず、最初の登録ではベンチ外。先週末の練習試合(市太田=群馬)で好投手から中前打を放ち、メンバー変更で舞い戻った。
8安打でも4本が長打で、効率よく8点を奪った。大井道夫監督(75)は「川村、松木(適時打2本で3打点)と、中心選手が打つと盛り上がる」と褒めた。サッカー部の優勝を知ったのは試合後で、川村は「主力に同級生が多いので、いい励みになります」。大井監督も「文理はみんな頑張っているじゃない。野球部も負けてられない。学校の看板なんだから」と、大きな刺激をもらっていた。【中島正好】

