日南学園が打撃戦を制して、2年ぶり9度目の夏甲子園切符を勝ち取った。一時は3点差をつけられたが4回に2本の2ランなど5得点で逆転。再び追いつかれる苦しい展開にも、7回に2番打者・坂元海内野手(3年)が、決勝の適時三塁打を放って、激しい打撃戦に終止符を打った。

 「負けていても自信をもってやろうと言っていた。焦らなかったし、自分の打撃をするだけでした」と声を弾ませた。金川豪一郎監督(40)は「6月くらいから詰まってもヒットになるパワーをつけさせてきた。2年前(甲子園に出場したチーム)に比べて打撃には自信がある」と胸を張っていた。